ポケモンカードで勝てない話
こっちの方のブログに何か書くのも久しぶりですが、今回はゲームではなくポケモンカードの話なのでこっちで書きます。
今回は今までみたいに構築がまとまった旨の記事ではなく取り組んだ過程と勝てないという状況をまとめた記事となります。
ポケモンカード自体にはそこまでエネルギーを注いでいるわけでもないのですが、ほかのTCGもある程度触ったことがあることもあるので快勝とまではいかなくても滅茶苦茶に負けることはないんじゃないかと考えていました。
しかし、実態は始めた12月から今に至るまでびっくりするぐらい公認大会で勝てなくて、このゲームにおいてはなかなかに頭を悩ませていました。
しかし、せっかくこういう経験をしたのだから、これはこれで一つまとめてみるのも記事としてありではないかと考えて、今回は勝てないという状況と自分が行った改善の内容を書いていこうと思います。
1.始めたきっかけ
去年の12月あたりからポケモンカードを始めました。
きっかけとしては、去年の10月~11月からの世間の爆発的なポケカブームを皮切りにポケモンのオフ会でも空き時間にポケモンカードで遊ぶ人が増えてきたことです。
これにより、交流のツールの一つとしてポケカを使えればよいと考えてメルカリである程度中身がまとまったルガゾロをデッキ丸ごと落としてきたのがポケモンカードの始まりとなりました。
2.取り組み方針
あくまでスタートは流行に乗った及び交流ツールとして欲しいという動機であり、WCSの世界大会に行きたいとかCLで結果を残したという願望は基本的にありません。
しかし、自分はカジュアルにゲームを嗜むという考えがとても薄い性格をしている関係で、トーナメントで結果を残さなくてもトーナメントプレイヤー並のプレイ技術及び構築技術を身に着ける所まではできればいきたいという考えがありました。
つまりは、何かしらの負けや勝ちにという結果に対してその要因を正しく把握したり、先入観とかを抜きにした最適化された無駄のないリストの組み方を理解して負けた要因を「運」で片づけてしまう状況または分からないという状況を限界まで回避したかったわけです。
そのため、知識の入り口は最終的にそれなりの質が出てくるところから欲しいとは考えていました。
3.最初に選んだデッキ
1で書いた通りルガゾロを初めにセレクトしました。
理由としては、元々が環境トップのデッキということでデッキパワーが十分に保証されていると考えたこと、そしてアーキタイプ自体の強みがリソースの担保能力や環境に合わせたデッキを自由にカスタムができるという柔軟性からデッキとしての寿命も長いのではないかと判断したのが挙げられます。
4.12月中旬~12月末
始めたてということもあって、メルカリで買った時からリストからエンジン部分を極限まで変えないようにしたリストを使用していました。
買ったときのリストにはテテフが入っていなかったり一部明らかにカードパワーの低いドロサポが入っていたので、その辺は帳尻を合わせましたが、とにかくデッキの組み方が分からない状態でエンジンを弄るとろくなことにならないと判断していました。
ちゃんとした知識があれば明らかにボールの枚数少なすぎですし弄る所だらけなのですが、数回回した程度だと最低限様になった動きはしていた為、とりあえずはこのまま回すことにしました。
ただエネルギーだけは買った段階の総数8枚より少し増やしており、これは逃げるために使用するエネルギー分で不足してしまうのではないかと最初の数回で判断して、最適かはともかくとして少しの雑が許されるように多めに採用しました。
実際エネルギーとの差し替え先も販売時穴埋めでいれたと思われるカードと差し替えた為、ボールの適正バランスを知らなかった当時からしたら抜くカードに特に迷いがありませんでした。
・フリー環境
この時は、てとさんやシンタさんといったデュエルマスターズやヴァイスシュヴァルツでトーナメントプレイヤーをしている人・・つまりは他のTCGが強いポケカ歴がほぼ同じ人とやることが主でした。
二人とも自分が知ってる中でもTCGそのものの技術が高い人ではあるのですが、ポケモンカードの定石を一部知らない状態でこっちだけリソースを好き放題管理できてポケモンが軽いルガゾロだったということで一方的にこっちが勝っていることが多かったように思えてきます。
しかも、ポケモンカードの定石を完全に知らない状態でデスローグを意識したベンチ数調整なんて普通に考えてできるはずもないので、その点も拍車をかけていたように思えます。
デッキを取り換えたらプレイヤーの勝敗もそのまま入れ替わる状況も目撃しましたし、お互い初心者という条件を付けると実態の強さ序列抜きに考えてルガゾロが勝ってしまうという現象が起こってしまうことを察したため、恐らく慣れてる人とやるとデスローグで簡単に刺すことはできないんだろうなぐらいの気持ちは既に持っていました。
・公認大会
カードキングタム博多住吉店 0-4
ぼろぼろです。まさか0-4するとは思いませんでした。
対面はルガゾロのミラーだったりジラサンだったり千差万別でしたが、とにかく結果は残念なものとなっていました。
初心者ですし実際当時のリストは酷いものだったのでしょうがないと言えばそれまですが、そのときはそういうの無視して自分の不甲斐なさしか感じていませんでした。
3戦目のサーナイトとの対面はククイ+トリックスターでインフィニットフォースをパクってジャスト230点で突破したと思ったら妖に悪抵抗ついてるの知らなくてそのまま負けたという知識不足も目立ちました。
カードストライク(公認) 2-2
1月分に出たやつとどっちか2-2だったのか忘れましたが、一度だけ2-2にはできました。
当たった人の中で一人だけTCG慣れしてるのが明らかに見て取れるウルネク使ってる人がいて、展開ルートも明らかに迷いがないものだと思ったのでそのゲームだけは技術的にも差があるなーってのをすぐ悟りました。
また、この日まで原野が闘にも+10点乗ると勘違いしていてルガゾロミラーで相手のルガルガンを打ち漏らして負けるとかいう失態もしてしまい、カーキンの時と同じく知識不足が目立ちました。
・反省点
何が反省点なのか分からずとにかく勝てないといっていましたが、一つだけ言えるのが上記2公認大会に共通して知識不足によるプランの根本的な間違いがかなり目立っています。
といってもこれはやって覚えるしかないのでまだ具体的な対策は考えず数を稼ぐしかないという結論に至りました。
5.1月
レクチャーによる展開に変更しました。
理由としては、公認大会で当たったルガゾロが両方レクチャータイプであったことが多きく、また使用感も早めに知っておきたいと考えたのが要因でした。
ポケモンは多少の変更を行いましたが、レクチャーとボールの帳尻を合わせた部分以外は大きな変更をおこなっておらず、エネルギー総数もマッシGXが抜けたことで同時にビーストE1枚抜けただけの10枚残っています。
また、デッキを弄る際の参照先もまとめブログに載っている12月段階のルガゾロ入賞リストが主でしたので、シロナを4枚入れるバランスとかも当時は疑う余地がありませんでした。
・フリー相手
1月は、ゆとりさんやびりぃさん等のゲームのポケモンの知り合いを主とした知り合いが相手だったように思えます。
また、オフ会でポケモンカードをする機会も増え、ある意味では本来の目的通りにフリーをすることが多かったように思えます。
成績に関しても、何故か勝率が高く公認大会での成績とのギャップの差を感じ始めた時期でもありました。
・公認大会
カードストライク(公認) 1-3
レクチャーに弄って初めての公認大会でしたが、成績に特に反映されることはありませんでした。
また、ウルネクのHPが180だと思い込んでて150デスローグ+鉢巻で突破できると思って動いて技を宣言する直前でそれが間違いであることに気付くなど、ここでも知識不足が目立っていました、
カードストライク(虫の知らせストライク杯) 0-4(5戦あったが、一つは不戦勝なのでここではノーカウント)
リストはほとんど変えないまま参加しましたが、またもや全敗という酷い結果に陥ってしまいました。
厳密には一つ不戦勝貰っているので成績上は1勝していますが、流石にこれを実績としてカウントするのは嫌なので自分は全敗として見ています。
負け方もレックガノンに対する対応間違いやレクチャー構築の問題点(=デッキリスト不備)が目立ち、この結果だけだと敗因だらけで何を弄ればいいのか分からない所でした。
しかし、後述するある記事が要因となってデッキリストを本格的に疑うようになりました。
・反省点
デッキリスト不備
この要因を本格的に疑い始めたのは以下の記事がきっかけとなっております。
これは、1月に行われたポケカメモ杯という大規模なポケカの非公認大会の上位入賞リストです。
プレイヤーの名前を見ても明らかに本物のトーナメントプレイヤーが集まっている大会であるのは明確です。
そしてこの中には多くのルガゾロのリストがありますが、さきほど挙げたまとめブログにあったリストと中身が全く違うことに気付きました。
まず全員ボール構築でレクチャーは一人もいませんし、何よりシロナを4枚積んでいる人なんて誰もいません。
自分で回しているときも確かにシロナは取引で切り離すことが大変多く、本当にこの枚数いるのかと考えたことは一瞬ありました。
しかしそれでも単純なイメージだとポケモンカードにおいて一番丸いエンジンカードですし、まず他のTCGをやってきた上でもエンジンの部分が上位プレイヤーとそれ以外で異なるということはめったなことではなく、その部分は公認優勝リストでも信じていいものだと考えていました。
しかし、どうやらそういうことではないらしいと判断して、リストに関して大幅な見直しを行いました。
6.2月
これは、微粒さんがポケカメモ杯で使っていた60枚と全く同じリストです。
数あるリストの中で微粒さんのリストを採用した理由としては、微粒さんとは昔からの付き合いがあり運用や採用理由について聞きたいことがあった場合に気軽に聞けることが大きな要因として挙げられます(といっても、恐らくこのリスト自体は全て微粒さん
個人のものというよりはベースにチームアチャモの共有リストがあるのではないかとは考えていますが)。
また、人のリストを60枚そのまま参照するときに重要なこととして60枚のカードすべての基本運用プランをある程度考えておくことであり、特に今回はアブソルとキュウコンという他では見ないカードが採用されていたため、この2種のプランだけは確実に練ってから大会に臨むことにしました。
・公認大会
カードストライク(虫の知らせストライク杯 ※BO3でしたが、マッチ戦の結果だけ書きます) 1-3-1
結局対した結果はでませんした。
デッキリスト不備自体は明確に解消されているのを感じましたし、マッチ内訳も基本的に1-2以上で1はとってるのがほとんどなので成績自体はよくなっているとある意味では言えるのかもしれません。
しかし、これでもダメならいよいよ答えが分からず、最終手段として微粒さんに自分のルガゾロに対する運用方針や立場に対する大量に質問を投げつけました。
・反省点
アーキタイプの問題
ようはルガゾロというアーキタイプ自体が環境とそぐわってないという話です。
実はこれ1月段階から結構周りから言われていたことではあるんですが、正直いって元基盤がここまでしっかりしているデッキが本当に落ち目なのかどうかってトーナメントプレイヤーとかに「経緯を交えて」説明されないと自分では納得いきませんでした。
で、最終的に微粒さんからその回答をもらえたことで、とりあえず公認でとにかく結果を出すという部分を重視するならアーキタイプの変更が必要であることに納得しました。
7.3月
・使用アーキタイプ
デッキリストはテンプレートと差異がほぼないのと画像用意するのが面倒だったので省略しますが、ウルネクに切り替えました、
平坦なパンチが得意な代わりにTAGチームみたいな巨大なGXを倒すのに苦労するルガゾロとは逆に、ウルネクによる大型ポケモンのワンパンまたはギラティナみたいにサイドの交換効率がいいポケモンで削りにいけるというルガゾロとは逆の性質を持ったデッキということで採用しました。
12月中にシンタさんからマネロ系のデッキ借りて回したこともあったことで、展開の順番はある程度頭に入っていたのでウルネク初心者にありがちなボールのサーチ先で時間を食うみたいなことも最小限に抑えることができました。
・公認大会
カードラボ天神 1-2
結局ダメでした。
負けたアーキタイプがサナキュウコンとかエルフーンみたいなウルネクで相手するには特殊な知識が必要だったり正直不利マッチングなんじゃないかと思う部分もありましたが、流石にもう勝ちたかっただけにそこそこ精神に来ました。
まだ公認に出たのが昨日の1回だけなので、ここに関してはあと何回か試してから問題点の結論を出してもいいのかなとは思っています。
8.まとめ
こんな感じでポケモンカードは自分のゲーム技術が糞過ぎてショックを受けるぐらいには負けまくっていました。
正直自分としてはあまりやってないけどぱっと勝てたみたいなゲーム技術がある人を見てきたこともあるので自分がこういう結果になってしまうのはなかなか心にくるものがありました。
元々自分自身が取り組んだあらゆる勝負事に関する趣味で勝てるようになるまで1年以上かかることがとても多かったのでこれもその例に漏れなかっただけの話だと言われればその通りでもあるにはあるんですよね。
今後、更なる改善で最終的に勝てるようになるのかは分からないですが、うまくいった内容だけでなく、今勝てていないという状況を詳細にまとめるのも面白いのではないかと思って今回の記事としました。
早く勝てるようになりたいものです。