ミガワリさんの汎用ブログ

結局汎用的なことに使うことにしました

最近流行ってる艦これ雑感

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風の噂では多いのは関東圏だけだったりするらしいですが、最近このタイプの艦これとの遭遇がとても多くなりました。
一部では通称アクアフォースなんて呼ばれてるらしいですが、自分ははじめこのデッキに対してレシピをみただけでの段階ではいまいち決定的なデッキの強さが分かっていませんでした。
しかし、遭遇率自体はかなり高いことや、自分が普段ヴァイスをする相手もあまりこのデッキを回していない所から、一度自分で回して見てみないとまずいと思い、個人的な雑感ではありますが、回した感想をまとめてみました。




1.簡単に言えばどんなデッキなのか
自分はこのデッキは黄色メインラブライブの進化系だと思っています。
元々1/0パワー6500キャラ+後列にアドバンテージを取得できる多面特徴パンプによるボード制圧を行い、最初のデッキは自分が知る限りではラブライブだと認識しています。
艦これはこのボードを相手の扉を制限できる初風+確定でリソースを増やせる明石の組み合わせで行うことが可能であり、アドバンテージ取得方法が集中頼りだったラブライブと比べて明らかに強い動きを可能にしています。
また、レベル3の構成も多数の回復キャラと粘るカードで大半を占め、一部の詰めカードで3-3程度の相手にとどめを刺すといった形になっている点もラブライブと類似しています。
逆を言えば、レベル3は最近リリースされたタイトルと比べればかなり大人しいスペックのカードばかりで固めてるわけですが、その部分は次の項で記載するデッキの強みの項目で補っています。



2.デッキの強み
デッキの通称名から見るとレベル3蒼龍が一番の目玉に見えそうではありますが、自分は1/0パワー6500キャラをデッキ内に8枚搭載している点が最大の強みであると思っています。
元々艦これには明石。電、暁等のカードの存在により特定のカードを拾う能力の高さがありますが、それに含めて6500キャラの絶対数が多い為、後列込の多面で7500ボードを形成する難易度が4枚しか積めないデッキと比べて圧倒的に高いです。
そして、この8枚体制最大の強さは一度多面7500ボード多面を崩された後も即座に次の7500多面を再構成できる点にあり、初風で扉を制限していることも重なって、先に相手が1帯の戦闘でリソース切れを起こします。
上記の現象は、このデッキがストックをブーストするためのCX打ちだしを自然な形で可能にしていたり、蒼龍のソウルゲインをより強烈なものにしたりと、各カードの強さ押し上げ全ての源流となっている点であります。



3.何故蒼龍と相性いいのか
ソウルゲインというシステムはこのデッキ上では他のデッキよりもより強烈に働きます。その一番の要因は2で書いた6500キャラ8枚体制による相手のリソース切れ誘発がかかわっています。
これにより、相手は最低限の面を勝ちにいくために序盤は扉を制限されている中で今目の前の7500ボード多面を崩すためのカードを集める必要が出てきます。
その結果により普通のデッキならば6500キャラのリソースが切れて次のターンはある程度楽になるのですが、このデッキは第2の7500ボード多面を構成できる為、再び相手にこのボードを超えるためのカードを集めることを強要します。
これにより、ただでさえ初風で回収制限されている中の貴重なカード回収機会の多くを目あ前のレベル1キャラを割るためのカードに使わせることが可能である為、相手の手札のソウル2キャラがそろいにくくなり、ソウルゲインは強烈になるわけです。
また、相手が面勝ちを諦めて3キャラを集める可能性もありますが、その場合は当然ダイレクトボードの確保や手札の温存が可能となるため、それ自体が有利な状況となります。



4.何故対応と関係ない1000/1CXを連射できるのか
このデッキは、他のデッキと違って手札を増やす対応に全く関係なくCXを他のデッキより多く打ち出す力があり、自分は初めこの部分にもっとも大きな疑問を抱いていました。
この大きな要因もまた6500キャラ8枚耐性が大きな要因になっており、単純に返ってくる期待値の高いキャラを大量に、しかも一度倒されても何度も並べることが可能であるためどこがで相手が息切れを起こします。
しかも、艦これ自身も後列にリソースを確保できる明石を構えている為、これによりCX打ちだしによる損失を補うことが可能です。
さらに、採用しているCX自身も本と門というトリガーして手札にCXが来ることに期待できるCXを多い点もこのことにつながっています。



5.1枚しか搭載されていないらしんばんについて
このデッキは、今までの艦これと比較して搭載されてるらしんばんの数がかなり少ないです。
自分もこの部分に関しては大きく疑問を持っていましたが、このデッキの万里花からの防御手段の優先順位が従来の艦これと違って「高いボード+助太刀で万里花に数値勝ちする」「蒼龍のソウルゲインで3-7到達までの要求キャンセル数を少なくする」の上記二つでは解決できない場合の保険手段というポジションであるから使ってて感じました。
また、6500キャラ8枚体制によりキャラが返ってきやすい関係で一度握ったらしんばんのキープも難しくない部分も後押ししています。
ただし、ゲーム中盤でストッククロックなどの領域に飛んだ場合はほぼ手札にくることがなくなってしまうことや、最初の二つのプランでも万里花を止められないパターンは確かにある為、2枚までは積んでもいいカードではないかとは個人的に思いました。



6.理想的な勝ち方
自分はこのデッキの理想的な勝ち方はレベル3にならずに勝つことだと思っています。
上記の項で書いたとおりこのデッキはレベル1のボードが他のデッキの何倍も強力な構成をしていて、そのシステムがレベル3の無難なカードのパワーを押し上げているという構成である為、序盤から相手のリソースを枯らしてそのままリソースと点数差で勝ち切ってしまうのが最も綺麗な勝ち方だと思っています。
ただ、レベル3になっても粘る力はある為、巻き返すこと自体は可能です。



7.まとめ
従来の艦これは、レベル3で最大パフォーマンスが出るように構成されたデッキでしたが、この艦これはレベル1で最大パフォーマンスを出して、相手に圧迫をかけることがデッキの本質だと思っています。
ある意味で一つ前の世代の環境の考え方になっており、12月~2月の度重なる改定で強力なリバース要件持ちカードの規制が強くなったことが最初から最後までボードを固めるこのデッキの成り上がった要因だと思っています。
恐らく自分で本格的に使うことはないかもしれませんが、数が多いことは事実であり、1帯のボードの強さをどうするかという所が厄介なのは確かなので、対抗するデッキを作る際はそこを強く意識していきたいですね。